妻の両親（義両親）への謝罪の仕方【手紙や実家に行く場合のポイント】

妻から別れてほしいと言われたあなたは、どうにかして離婚を回避したいと思っている。そこで義両親へ謝罪を考えているが、次のような悩みなどを持っていませんか。

離婚回避するために義両親に謝罪する行為は正しいですが、謝罪の仕方を間違えれば、義両親の怒りを買い離婚を確定させます。

ここでは義両親に対する適切な謝罪の仕方を解説します。本記事を読めば、あなたの真摯な反省が義両親に伝わり、妻に対して離婚を考え直すように説得してもらえるでしょう。

※ すぐに妻と義両親からの許しを得る適切方法を知りたい方は、「妻との離婚を回避させる最善の方法」に目を通してください。

離婚回避における義両親へ謝罪する重要性

妻は実両親に対してあなたとの離婚を考えていると伝えている、または既に家を出て実家に戻っている状況ではありませんか。

義両親の今の気持ちは「あんな男とは別れたほうが良い」と思っている可能性が高いでしょう。最初でこそ離婚で娘がさらに傷つく姿見たくない、または孫のためにも別れを考え直すように話したはずです。

しかし義両親は、大事な娘があなたにずっと苦しめられてきた事実を聞かされたことで、強い怒りを感じています。娘があなたと別れて新たな人生を歩みたい考えを肯定し応援するのも当然です。

謝罪が義両親の怒りを緩和させる

妻との離婚を回避したいのなら、あなたに怒りや不信感でいっぱいである義両親に対して謝罪をするのは絶対です。

あなたが心から反省している姿を見てもらえれば、強い怒りが緩和されます。結果、義両親から娘へあなたとよく話し合うように促してもらえやすくなるでしょう。離婚はやはり究極の選択と思っているからです。

妻と義両親へあなたの気持ちをどう伝えるかで、離婚回避できるか否かの大きなポイントとなります。

義両親の謝罪は早急にすること

義両親に対する謝罪は早急にしなければいけません。謝罪のタイミングを遅らせるほど、義両親のあなたに対する印象は悪くなるからです。

時間の経過と比例して、妻は両親にもっと同情されたい、自分の辛さを共感してほしいと思い、あなたの悪口を伝えるでしょう。

妻と義両親に対しての謝罪が遅れるほど、離婚回避できる可能性は狭まるため時間を絶対に置いてはいけません。

まずは手紙で義両親へ謝罪を伝える

まずは早急に義両親に対して謝罪の手紙を送りましょう。妻の実家に出向いて謝罪したほうがいいのでは？ と思うかもしれませんが、先に手紙で謝罪の気持ちを伝えることをオススメします。

謝罪の気持ちを手紙で先に伝えられることで、義両親はあなたへ実際に会うときの心の準備ができるからです。

すでに妻が実家に戻り、あなたからの連絡などを一切無視するなど、話し合いができない状態ならなおさらです。手紙ならお互いが顔を合わせずに自分の想いを伝えられます。

実際に義両親と会う前に、あなたの真摯な反省の気持ちが伝わっているか否かで、あなたの受け入れ方が大きく変わるでしょう。

LINEやメールでの謝罪はしない

あなたは手紙じゃなく、LINEやメールのほうがいいのでは？ と思っているかもしれませんが、手紙のほうが絶対に適切です。謝罪をLINEなどで行うと、義両親はあなたを非常識な人間だと思うからです。

今では年配の方でもLINEなどで誰かとやりとりする機会は多くありますが、人生の大半はデジタルメッセージ以外の方法でした。

どんなに良い内容を書いていても伝わらないし、読まずに消去される可能性も十分にあるのです。

手紙のほうが義両親の感情に訴えやすい

一方の手紙は過去の自分を振り返り、時間を費やして文面を考えなければ書けません。丁寧に手書きされた心のこもった手紙なら何度か読まれるため、義両親にあなたの想いが伝わりやすいです。

なお既に夫婦は別居状態であり、妻に謝罪などを伝えられない場合は、当然ながら妻にも手紙を早急に送らなければなりません。

妻へ送る手紙の詳細は「妻が離婚を一旦考え直す手紙のポイント徹底解説」で取り上げています。

義両親へあなたの想いが伝わる手紙の書き方

手紙を書いても、義両親へあなたの真摯な反省や妻とやり直したい想いが伝わらないと意味がありません。想いがしっかり伝わるためには次の内容を盛りこむ必要があります。

個別に内容をお伝えします

心からの謝罪

手紙の冒頭は義両親に心労をかけている、妻を傷つけたことに対して心からの謝罪を書きましょう。妻は義両親の大切な娘であるため当然の言葉です。

あなたに憤慨している義両親は、まずは謝罪の言葉を見ないと手紙を読む進めることができません。

「ごめんなさい」「すいません」は目上である義両親に対して使ってはいけません。心がない謝罪だと捉えられるからです。

義両親と妻に対する感謝

謝罪の次は、義両親と妻に対する感謝の言葉を伝えることです。これまで義両親はあなた方夫婦をずっと温かく見守り、多くのサポートをしてくれました。

義両親の存在があなたがた夫婦に与えた影響は、非常に大きかったことを振り返り、深い感謝の言葉を伝えましょう。

 妻という人そのものへの感謝を伝える

かけがえのない妻を育ててくれたことや、妻のおかげであなたが今まで平穏無事に過ごせてきた感謝も伝えましょう。例えば、次のような妻の貢献に対してです。

妻という人そのものに感謝の気持ちを伝えましょう。妻の家事に対してのみ感謝する男性は多いですが逆効果です。義両親は「娘は家政婦ではない！」と怒りを買うからです。

あなたをどう改めるのかを伝える

あなたという人間をどう改めるのかを具体的に書きましょう。離婚回避するためには、妻を二度と悲しませたり、苦しめさせたりしないあなたに変わることは絶対だからです。

義両親は娘を深く傷つけたあなたに対して、もはや信頼はありません。失くした信頼を取り戻すには、義両親に納得してもらうだけのあなたの説明が必要です。

あなたが妻とやり直すための具体的な努力や、姿勢を提示する必要があります。つまり妻を幸せにする未来を義両親に誠意をこめて伝えましょう。

義両親に対する謝罪の手紙の例文

ここまでお伝えした義両親へ送る、謝罪の手紙のポイントを押さえた例文を紹介します。例文は私が実際に、義両親へ送った手紙の内容が一部ふくまれています。

置かれた状況は人によってそれぞれであるため、あくまで参考程度に見てください。

大まかなイメージやポイントは掴めたと思います。あなた自身の言葉で義両親の心を響く手紙を書きましょう。

補足ですが、手紙で返事を求めてはいけません。どんなに良いことを書いていても、返事を強要することで義両親は一気に白けるからです。

妻の実家へ謝罪に行くときのポイント

妻の実家へ行き、義両親へ直接謝罪する場合のポイントは次の通りです。

個別に内容をお伝えします。

義両親の都合が良い日を選ぶ

妻の実家へ謝罪に行く際は、必ず事前に謝罪の意向を伝え、義両親の都合が良い日を確認しましょう。義両親にも都合があるし、いきなり訪ねるのは非常識だからです。

もしあなたの両親からも義両親へ謝罪してもらえるなら、一緒に行く旨も伝えましょう。ただしあなたの両親には、妻や義両親に否定や意見を絶対にしないように強く念押しする必要があります。

義両親に対して伝えるべき内容

義両親に対して伝える言葉は、基本的に手紙と同じ内容を伝えましょう

義両親に直接話せるのですから、手紙に書いた内容以外の感謝や、この先のあなたの決意などを伝えられます。義両親にあなたの誠意が届くように、妻や義両親に対する想いをしっかり伝えましょう。

義両親の言葉を傾聴する

義両親からあなたへ話をするときは、「傾聴」の姿勢を取り続けましょう。義両親からのメッセージが、あなたにしっかり伝わっていると感じ安心するからです。

傾聴とは「耳・目・心の全身の神経を使って、相手の言葉に共感をもって耳を傾け続けること」を示します。重要なのは「共感」をもって聴くことです

気持ちに共感する重要さ

もし義両親から「娘と離婚してくれ」と言われれば、もちろん同意はできませんが共感はできます。

同じ拒否をするにしても共感を入れるだけで、義両親の受け取り方が変わる可能性が十分あります。

「私みたいな自分本位な男とは、離婚させたいというお父さんとお母さんのお気持ちは当然だと思います。しかしもう一度だけ私にチャンスをいただけないでしょうか？」

自分の考えを全否定されるより、共感されてからチャンスを求められた方が、義両親も応じやすくなるのは間違いありません。

非言語的コミュニケーションを大事にする

義両親に対する謝罪や感謝、あなたがどう変わるかなどを伝える際は、目と表情と態度で気持ちをこめて発しましょう。つまり言葉以外のものも使ってメッセージを伝えることが重要です。

人とのコミュニケーションには、次のような言葉以外の非言語的な要素があります。

人はこれらのような非言語的な要素から受ける、コミュニケーションの量は93％もあります。一方、言語だけなら7％しかありません。

一方、土下座をして涙を流しながら謝罪の言葉を伝えた方が、無表情で言われるよりは確実に反省の気持ちが伝わります。

義両親と話をするときは、すべての非言語的コミュニケーションを大切にしましょう。

義両親の話を繰り返しながら返答する

あなたは義両親の話を繰り返しながら返答する、つまりオウム返しをしましょう。人は話すことによって、自分の主張を相手に認めてもらいたい、理解してもらいたいと思っているからです。

オウム返しを心理学では「バックトラッキング」と呼びます。バッキングトラッキングを行うことで、相手は自分の話がよく理解され、受け入れられているという感覚になります。

バックトラッキングを使うことで、義両親とのコミュニケーションが円滑になり、信頼を取り戻せる可能性が高まるでしょう。

バックトラッキングを使うときの注意点

バックトラッキングを使う際は、相手の会話のすべてをくり返すのはNGです。やりとりが不自然ですし、相手からバカにされている、ウザイと思われ逆効果になるからです。

なお妻に対する謝罪などの話し合いに関する詳細は「離婚回避に繋げる話し合いのポイントを解説【妻に届く3つの言葉】」で取り上げています。

義両親に謝罪する際の4つの注意点

義両親に謝罪する際の注意点は次の通りです。

手紙と面会する場合どちらにも該当する注意点です。個別に内容をお伝えします。

謝罪の言葉をくり返さない

義両親への謝罪は何度もくり返さないようにしましょう。謝罪の多用は逆効果だからです。 いくら謝罪の言葉をたくさん口にしても、それに比例して義両親の怒りが鎮まるわけではありません。むしろ「バカにしているのか！」と思われます。

また感謝の言葉の多用も同じくNGとなります。

感情的にならない

義両親にどれだけキツイ言葉を投げかけられても、あなたは感情的になってはいけません。特に負の感情を口に出すのは厳禁です。

義両親が怒るのは、あなたにまだ期待している、理解してほしいと思っているからです。期待がなければ謝罪の場も与えられることはありません。

あなたに対する負の感情などをすべて吐き出せたなら、義両親の強い怒りは静まります。この段階になり、あなたの言葉が義両親に少しずつ届くようになるのです。

自分を正当化しない

自分を正当化するのは絶対にしてはいけません。特に浮気の言いわけとしてよくある言葉です。例えば、次のような理由で自分を正当化する世の男性は多く見受けられます。

義両親は無責任で都合の良い言いわけするあなたに、落胆し軽蔑の目を向けるでしょう。

自分の過ちを何かのせいにし自分を正当化しても、義両親の理解はいっさい得られません。すべての責任は自分にあると肝に銘じることです。

※ 浮気が原因で離婚危機に瀕しているなら「【妻に浮気を許してもらうには】許しを得るための行動と4つのポイント」を見てください。

「～しない」など否定形の言葉は使わない

否定形の言葉は使わないように意識しましょう。人間の脳は否定形の言葉をイメージしにくいからです。

例えば、「今後は〇〇さんにモラハラはしません」が否定形の言葉です。しかし聞いた側は「モラハラ」という言葉が残り、かえって逆効果です。

義両親へ自分をどう改めていくかを伝えるときは、基本的に「肯定形」を使うようにしましょう。

義両親に謝罪後は実際に行動に移し続ける

義両親に謝罪した結果、妻との離婚はいったん保留となったのなら、義両親に宣言したことを絶対に実行し続けましょう。

自分を変える行動をし続けなければ、当然ながら口先だけと思われるからです。何も変えようとしないあなたに対して、妻や義両親は失望し今度こそ離婚を確定させます。

義両親への適切な謝罪が妻との離婚危機を救う

義両親に対する適切な謝罪の仕方を詳しく取り上げました。

義両親に対して適切な謝罪ができれば、あなたの妻とやり直したい想いがきっと届きます。結果、義両親から妻へあなたにもう一度チャンスを与えるように説得してもらえるでしょう。

自分の理解者を増やすことは離婚回避には非常に大事です。義両親に謝罪と妻とやり直したい決意をしっかり伝えてください。

妻との離婚を回避させる最善の方法

妻から離婚を求められているあなたは、次のような悩みや考えがあるのではないでしょうか。

私も妻から離婚を求められましたが、何をすればいいかわらず絶望の淵にいました。そんなとき妻との離婚を回避するために、最善だと信じられる方法を知れたことで、今も夫婦を続けられています。

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