妻から「好じゃない 嫌いと言われた」ら?|関係修復の7ステップとNG行動

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妻から「好じゃない 嫌いと言われた」ら?|関係修復の7ステップとNG行動

この記事でわかること

妻が「嫌い」と言う言葉の本当の意味(SOSか本心か)

妻が「好きじゃない」と感じるようになった5つの具体的な原因

言われた直後に夫が絶対にやってはいけないNG行動4選

関係修復のために夫が取るべき7つの具体的なステップ

妻から「好きじゃない」「嫌い」「もう無理」と告げられた…。その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になり、深いショックと絶望感に襲われているかもしれません。

「何が原因なんだ」「もう終わりなのか」と混乱し、どうすればいいか分からない状況なのではないでしょうか。

しかしその言葉は突然出てきたものではなく、妻が発していた「最後のSOS」である可能性もあります。

多くの場合、その言葉の背景には、夫が長年見落としてきた複雑な心理や、繰り返される失望の蓄積が隠されています。

ここでは、妻がその言葉を口にした本当の理由、そしてショック状態の夫が、今絶対にやってはいけないNG行動を深掘り。

ひかる
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さらには絶望的な状況から、信頼を取り戻すための具体的な7つのステップを徹底的に解説します。

関係修復を諦める前に、まずはこの記事を読んで、妻の真意とあなたが今すべきことを冷静に確認してください。

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その言葉は本心か?妻が「嫌い・無理」と告げる時の心理状態

「妻から好じゃない 嫌いと言われた」イメージ画像

妻から「嫌い」や「もう無理」といった言葉を告げられることは、夫にとって非常にショックな出来事です。

しかしその言葉は突然でてきたものではなく、複雑な心理的背景が隠されています。

言葉の裏にある妻の真意を理解することが、この危機を乗り越える第一歩となります。

「嫌い」という言葉の重み|感情的なSOSか理性的(本心)な判断か

妻が発する「嫌い」という言葉には、大きく分けてふたつの異なる心理状態が考えられます。

感情的なSOSであるケース

ひとつは関係の「どん底」であり、夫に自分の深刻な痛みを理解してほしいという、最後の「感情的なSOS」であるケースです。この場合、激しい怒りや涙を伴うことが多くあります。

言葉の裏にはまだ「変わってほしい」「私の気持ちをわかってほしい」という、かすかな期待が残っている可能性があります。

理性的な判断であるケース

もうひとつは妻が長い時間をかけてひとりで悩み、自身の悲しみや失望を内面で処理し終えた末の「理性的な判断」であるケースです。

この状態に至るまで、妻は何度も期待と絶望を繰り返し、最終的に感情的なエネルギーを使い果たしています。

そのため感情的な爆発よりも、むしろ静かに、淡々とした態度で告げられることが多いのが特徴です。この落ち着きは、妻の決意が固いことを示しているかもしれません。

「もう無理」「気持ちが戻らない」=夫への「期待」が終わった瞬間

「もう無理」や「気持ちが戻らない」という言葉は、「嫌い」という感情表現よりもさらに重いものです。これは妻が夫に対して「期待すること」を完全にやめた瞬間を示しています。

期待の終わり

妻がこの関係のなかで自分の根源的な感情(共感してほしい、理解してほしい)が満たされることは二度とない。そう結論づけてしまった状態です。

「次こそはわかってくれるはず」という信じる気持ちが、完全に失われてしまったのです。

繰り返された失望

この心理状態は、決して一朝一夕に生まれるものではありません。

夫が気づかないうちに、妻は何度も不満のサインを出してきました。

そのたびに期待が裏切られるという経験を繰り返してきたのです。

これ以上傷つくことから自分を守るため、感情的に関わることをやめた結果が、この言葉となって現れます。

夫がこの言葉を聞いて衝撃を受けるとき、それは多くの場合、妻が内面で感じていた静かなサインを夫が見逃してきた結果ともいえるのです。

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【セルフチェック】「終わってる夫婦」のサインを見逃していなかったか?

「妻から好じゃない 嫌いと言われた」イメージ画像2

妻から「嫌い」という決定的な言葉を告げられ、混乱しているかもしれません。しかし多くの場合、その瞬間よりもずっと前から、関係の悪化を示す「サイン」は出ていたはずです。

ここでは夫が日常で見落としがちな「愛情がない妻の態度」を5つのチェックリストとして紹介します。

これらのサインは、妻の漠然とした不満を具体的な行動パターンとして示しています。現状を客観的に認識するために役立つでしょう。

チェックリスト|夫に愛情がない妻の態度 5選

以下の項目に複数当てはまる場合、夫婦関係はかなり深刻な状態にある可能性があります。

☐ 会話が極端に減り、目を合わせなくなる

妻から話しかけてくることがなくなり、こちらから話しかけても「うん」「別に」といった事務的な返答しか返ってこない状態です。

食事中や同じ空間にいてもスマートフォンばかり見て、意図的に会話を避けたりします。

会話中に目をそらしたりするのも、関わりを避けたいという心理の表れかもしれません。

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☐ 笑顔が消え、無表情になる

以前は一緒に笑っていたような場面でも、夫の前では笑顔を見せなくなります。

ため息が増えたり、常に無表情であったりするのは、夫と一緒にいる時間で感情を表現することをやめてしまったサインと考えられます。

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☐ 身体的な接触(スキンシップ)を拒否する

セックスレスが長期間続いているだけでなく、手をつなぐ、肩に触れるといった日常の何気ないスキンシップさえも、あからさまに拒否されるようになります。

これは夫に対する嫌悪感が根付いており、本能的に不快感を示している可能性があります。

☐ 夫のことに一切無関心になる

夫の仕事の予定や体調、行動に対して、一切興味を示さなくなります。

以前は「帰りが遅い」と心配したり、不満を言ったりしていたのに、何も言わなくなった場合、それは諦めや無関心の表れである可能性があります。

☐ 夫を軽蔑するような言動が見られる

嫌味や「だからあなたはダメなの」といった人格を否定するような発言が増えます。

あるいは、夫に関わる家事(夫の洗濯物だけ畳まないなど)だけを意図的にしなくなるかもしれません。

そのような的を絞った受動攻撃的な行動が、見られる場合もあります。これは単なる不満を超え、関係の修復が難しい「軽蔑」の段階に入っている危険な兆候です。

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なぜ妻は「好きじゃない」と言うのか? 夫が見落としがちな5つの真意

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妻が「好きじゃない」と告げる背景には、夫が長年見過ごしてきた、深く根差した複数の要因が存在します。

それらは独立した問題ではなく、お互いに関連し合い、最終的に妻の愛情が枯渇するという結果を招いています。

真意1:【諦め】「私のことを何もわかってくれない」という期待の終了

共感能力への絶望

これがもっとも根源的な傷である可能性があります。

妻が自身の感情、日々の苦労、そして「こうしてほしい」という視点が、夫によって軽視され、無視されてきたと感じる。あるいは無効化されてきたと感じる長い歴史から生じます。

彼女は、夫が根本的に自分の視点に立った共感能力を欠いていると結論付けています。

伝える努力の放棄

「あなたはわかってくれない」という言葉は、効果がないまま何度も繰り返されました。ついに彼女は伝える努力そのものを放棄してしまったのです。

これは関係性における、学習性無力感(何をしても無駄だと学習してしま状態)に近いといえます。

真意2:【役割への不満】夫としてではなく「同居人」としての不満

パートナーシップの欠如

妻は自身が対等なパートナーではなく、「母親」「家政婦」「家計の管理者」といった役割に追いやられていると感じています。

これは家事、育児、そして感情的なサポートにおけるパートナーシップの欠如という認識によって増幅されます。

恋愛感情の死滅

夫は自身を「稼ぎ手」と見なしているかもしれませんが、妻は彼を「管理すべきもうひとりの子供」あるいは「ただの同居人」として経験しているのです。

この機能的で不平等な力学の重圧の下で、恋愛感情は死滅していきます。

真意3:【異性としての不満】「男として見れない」という深刻な拒否感

これは夫に対する「尊敬」と「感情的な安全性」が深刻に失われた状態を示しています。単に体型が変化したといった、身体的な変化が主因であることは稀です。

なぜ「男として見れなく」なるのか?

最大の原因は、真意1で述べた「わかってくれない悲しみ」や、日々の無神経な言動(真意4)の蓄積です。

この絶え間ない痛みから自身を守るため、彼女の心は防衛機制として、魅力や欲望を感じる回路を遮断してしまうのです。

また夫が責任感のある行動をとらず、自己中心的に振る舞う場合もあります。

あるいは常に妻の管理を必要とする存在である場合、彼は尊敬と欲望に値する「男性」ではなく、未熟な存在として認識されます。

出産後に夫婦が意識的に恋愛関係を維持しない場合、「恋人」から「家族」や「共同育児者」への移行がこのプロセスを加速させることもあります。

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真意4:【言動への軽蔑】日常的な夫の言動(モラハラ、無神経な一言など)の蓄積

日常の無礼な行動

これは大きな裏切りではなく、日常の無礼な行動パターンを指します。

見下したような発言(例:「だからお前はダメなんだ」)、相手を軽んじる態度、冷笑、全般的な優越感の誇示などが含まれます。

離婚の強力な予測因子

臨床的な観点から見ると、「軽蔑」は離婚のもっとも強力な単一予測因子です。

それは愛にとっての硫酸のようなものであり、一方のパートナーがもう一方を自分より劣った存在と見なしていることを示唆します。

これは関係のまさに基盤を蝕む行為です。

真意5:【修復困難な理由】(異性問題、金銭問題、価値観の根本的な不一致)

中核的な契約違反

これまでの4つの真意とは異なり、これらは結婚という中核的な契約に対する違反行為です。

不倫(浮気)、隠された多額の借金、ギャンブル依存、DVや虐待といった問題があります。これらは結婚生活が機能するために必要な信頼と安全という基盤を粉々に破壊します。

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修復の困難性

一部の夫婦は回復可能ですが、これらの問題はしばしば修復不可能なほど深い傷を残します。

特に問題行動が繰り返される場合はその傾向が顕著になります。

関係を決定的に破壊する!夫が絶対にやってはいけないNG行動4選

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妻から「嫌い」と告げられた直後、夫は強いショックとパニック状態に陥ります。

その際、事態を好転させようとして取る行動が、皮肉にも関係を決定的に破壊してしまうことが少なくありません。

ここでは絶対に避けるべき4つのNG行動を解説します。

NG① 感情的な反論・逆ギレ(「俺だって頑張ってる!」)

痛みの無効化

妻の勇気ある告白に対し、「俺だって!」と感情的に反論したり、逆ギレしたりするのは最悪の対応です。この反応は、妻が勇気を出して表現しようとしている長年の痛みを、即座に無効化します。

妻の脆弱な告白を「どちらがより苦しんでいるか」という不毛な競争に変えてしまいます。

妻の主張の証明

会話の中心を夫自身の感情に戻すことで、彼が妻の感情的な現実を傾聴し、優先することができない。それが妻の主張を、まさに証明してしまうことになるのです。

NG② その場しのぎの謝罪と口約束(「悪かった、何でもするから」)

操作的な戦術

具体的な非の認識を伴わない、包括的でパニックに基づいた謝罪は無意味です。それは真の反省ではなく、単に妻の怒りを鎮めるための操作的な戦術と受け取られます。

信頼の欠如

「悪かった」と謝っても、妻からすれば「何が悪いかわかっていないくせに」としか思えません。

夫の言葉に対する彼女の信頼は既になく、今や一貫した長期的な行動のみが価値を持ちます。

NG3:過度な機嫌取りやプレゼント攻勢

核心からの乖離

高価な贈り物や、突如として過剰になる配慮、慣れない家事をするといった大げさなジェスチャーは、問題の核心から乖離していると感じられます。

苦悩の不理解

妻が感じている深い感情的な痛みは、表面的な行為やモノで買収されたり、ごまかされたりできるものではありません。

このような対応は、夫がいかに妻の苦悩の本質を理解していないかをさらに浮き彫りにします。そして「この人はズレている」という軽蔑を深める結果を招きます。

NG4:黙り込む・無視する(関係のシャットダウン)

感情的な撤退

妻の言葉の重さに耐えきれず、どう反応していいかわからずに黙り込む。あるいは、その場を立ち去って無視したりすることも、関係を破壊します。これは完全な感情的撤退です。

関係のシャットダウン

妻に対して、この会話は彼にとって耐え難いものであり、この危機的な瞬間に彼女を見捨てているというシグナルを送ります。これはコミュニケーションを遮断する最終的な行為です。

事実上、この関係はもはや戦う価値がないと妻に告げているのに等しいのです。

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絶望から関係修復へ。妻の信頼を取り戻すための具体的な7ステップ

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妻の信頼を失った今、もはや言葉に価値はなく、行動こそが唯一信頼される通貨となります。

ここからは一貫性のある、謙虚で、忍耐強い行動を通じて変化を証明するための、処方的な核心部分です。

ステップ① 【徹底的な傾聴】妻の話を「評価せず」に聞く時間を作る

まず夫は、「弁護する」「解決する」という姿勢から、「理解する」という姿勢へ完全に切り替える必要があります。

傾聴の姿勢

妻の話を聞くための時間を正式に設け、ただひたすら聞くことに徹します。「でも」「だけど」といった反論、言い訳、あるいは「こうすればいい」といった解決策の提案は一切不要です。

大切なのは、妻が感じてきた現実をそのまま受け止め、言葉の背後にある感情を聴き取ろうと努めることでしょう。

ステップ② 【具体的な謝罪】「過去のどの行動が」相手を傷つけたか特定して謝る

「ごめん」といった抽象的な謝罪では、妻の心には響きません。夫が何に対して謝っているのか伝わらないからです。

具体的な謝罪の方法

「過去のどの行動が」相手を傷つけたかを特定し、具体的に謝る必要があります。

例えば、「君が育児で疲れ果てていたとき、僕がスマホばかり見て話を聞かなかったこと。本当に申し訳ない。あれが君を孤独にさせた」といった形です。

これは夫がただ話を聞いただけではなく、自身の行動が妻に与えた「影響」を真に理解したことを示します。

ステップ③ 【行動による証明】「言葉」ではなく「具体的な行動」で変化を示す

これがもっとも長く、もっとも重要な段階です。妻の信頼はすでになく、言葉だけの約束は無意味です。

もし問題が家庭での協力不足であったなら、夫は頼まれる前に、率先して家事や育児の負担を引き受ける必要があります。

ニーズを予測し、先回りして行動することが求められます。

「変わったフリ」ではなく、それが当たり前になるまで継続しなくてはなりません。

「男として見れない」と言われた場合

この問題は、単に服装を変えたりジムに通ったりすることで解決するものではありません。

根本的な「尊敬」を再構築する必要があります。言ったことを一貫して実行し、家事や育児において有能さと責任感を示します。

また妻が怒りや悲しみを表したときに、夫が防衛的になったり動揺したりしない。それを受け止める姿は、成熟した強さの証となります。

ステップ④ 【感謝の伝達】日常の小さな「ありがとう」を口に出す

妻が感じている「当たり前だと思われている」という感覚に対抗します。

存在の承認

「夕食を作ってくれてありがとう」「子どもの面倒を見てくれてありがとう」といった、これまで目に見えていなかったかもしれない労働を認識し、言葉にします。

これにより彼女は、自分の存在と貢献が認められていると感じることが可能です。関係性の基盤を少しずつ修復する助けになります。

ステップ⑤ 【距離感の調整】(追うのをやめる)あえて「個」を尊重する時間も作る

妻が息苦しさを感じている場合、過度な関心で彼女を窒息させることは逆効果です。

夫の自信の提示

必死に追いかけるのをやめ、夫は自分自身の改善に集中します。

妻が自身の趣味や、友達と会って楽しむことをすすめるのも大切です。

これは夫の自信と必死さの欠如(=余裕)を示し、結果として魅力的に映る場合があります。

ステップ⑥ 【結果を急がない】信頼回復には時間がかかると覚悟する

関係のダメージは何年もかけて蓄積されたものであり、修復にも同様の時間がかかります。

プロセスへのコミット

近道はありません。夫は、結果がどうであれ、より良い人間になるという目的のために、このプロセス自体にコミットしなければなりません。

いかなる焦りも、彼の変化が目的(妻を取り戻す)を達成するための単なる戦術であるというサインと見なされます。

ステップ⑦ 【第三者の活用】二人で解決できない場合は専門家(夫婦カウンセリング)を頼る

ふたりだけでは感情的になってしまい、話し合いにならない場合、中立的な第三者の助けが有効です。

カウンセリングの効果

夫婦カウンセラーはコミュニケーションを円滑にし、対立を緩和させます。そして夫婦が持ち合わせていない解決のツールを提供することができます。

これは関係修復に対する真剣なコミットメントの表れにもなります。

ただしカウンセリングが効果を発揮するためには、両方のパートナーが積極的に関与する意志を持つことが不可欠です。

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≫ 妻との関係修復のやり方を徹底解説【5つのポイントで夫婦の絆を取り戻す】

もし関係修復が難しいと感じたら…「離婚」という選択肢

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関係修復への努力が実を結ばない場合、あるいは一方のパートナーが修復を望まない場合、離婚という選択肢を現実的に検討する必要があります。

修復できる夫婦と、「終わってる夫婦」の決定的な違い

決定的な要因

修復可能な夫婦とそうでない夫婦を分けるもっとも決定的な要因は何でしょうか。それは修復プロセスに「双方で取り組む意志」が存在するか否かです。

双方の意志

もし一方のパートナーが完全かつ不可逆的に関係から離脱してしまっている場合、もう一方がどれだけ努力しても結婚生活を救うことはできません。修復には、ふたりの積極的な参加者が不可欠です。

妻から「離婚」を切り出された場合の心構え

冷静な対応

まずはパニックに陥らず、感情的に反応しないことが重要です。

たとえ同意できなくても反論せず、まずは妻の言い分に耳を傾けるよう努めます。その場で離婚届に署名するようなことはせず、状況を整理し、法的な助言を求める時間を確保してください。

法的な手続き

注意点として、市区町村役場に「離婚届不受理申出」を提出することも検討すべきです。これによりあなたの同意なく、離婚届が提出されるのを防ぐことができます。

一時的な別居(冷却期間)という選択肢

建設的なツールとしての別居

正しく活用すれば、別居は感情的な高ぶりを抑える助けとなります。お互いを客観的な視点で見つめ直すための建設的なツールとなり得ます。

ただし別居は司法統計上、離婚に至る割合が非常に高いため、安易な別居は避けましょう。

ルール設定の重要性

加えて、別居時の明確なルールや目的が設定されていない場合、それは離婚への緩やかな入り口となります。さらなる感情的なすれ違いを招く危険性があるのです。

冷却期間として推奨される期間は、一般的1ヶ月から3ヶ月程度です。

別居を試みる場合は、「目的と期間」「生活費の分担」「子どもとの面会ルール」「別居中の異性関係」などを事前に明確に合意しておくこと。それが新たな対立を防ぐために不可欠です。

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Q&A「妻に嫌いと言われた」ときによくある質問

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Q1: 妻に「気持ちが戻らない」と言われました。もう修復は無理ですか?

必ずしも修復が不可能というわけではありません。

ただし妻の「過去の好きだった気持ち」を、そのまま「取り戻す」ことは困難であると理解する必要があります。

妻が言う「気持ちが戻らない」とは、その言葉とおり、一度壊れてしまった信頼や愛情が、以前とまったく同じ形に戻ることはない、という意味です。

「新しい信頼関係」の構築

目指すべきは「昔の関係に戻る」ことではありません。なぜなら、その「昔の関係」こそがこの危機を招いたからです。

目標は、あなたが根本から変わり、新しい行動を忍耐強く示すこと。それによって、「新しい信頼関係」をゼロから築き上げることです。

あなたがまったく別の人間のように誠実に行動し続ければ、妻の中に「新しい」尊敬や安心感が生まれます。

そこから新たな関係が育つ可能性は残されています。

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Q2: 「男として見れない」と言われました。これはもう回復不可能ですか?

これも回復が困難な課題のひとつですが、不可能とは限りません。

夫が理解すべきなのは、この言葉が単に服装や体型といった表面的な変化を求めているのではない、ということです。

もちろん清潔感は大切ですが、本質は彼女のあなたに対する「尊敬」が根本から失われている点にあります。

「尊敬」の再構築

責任感の欠如、優柔不断な態度、あるいは妻がまるで母親のように夫の世話を焼かなければならない状態(精神的な未熟さ)。

これが続くと、妻は夫を対等なパートナーではなく、頼りない存在として認識してしまいます。

回復は感情的に成熟し、信頼でき、対等なパートナーになること(前述のステップ3参照)にかかっています。

あなたが責任感を持ち、家族を守る頼れる存在として一貫した行動を長期間示し続けたとき、初めて尊敬の基盤が再建され、魅力が回復する可能性があります。

Q3: 妻が話し合いに応じてくれません。どうすればいいですか?

妻が話し合いを拒否している場合、無理に問い詰めたり、話し合いを強要したりすることは逆効果です。

彼女は「話し合うこと」自体を拒否しているのではなく、これまで何度も繰り返してきた「不毛な会話」を拒否している可能性が高いのです。

その会話とは、彼女が自分の意見を聞いてもらえないと感じ、夫が防衛的になる、というパターンのことです。

行動による証明

まずは話し合いを要求するのをやめてください。このプレッシャーは妻をさらに遠ざけるだけです。

言葉ではなく、行動を変えることに集中します。

この記事のステップで示した行動変容を、それについて議論することなく、実践し始めてください。あなたの行動に語らせるのです。

もし気持ちを伝えたい場合は、手紙で冷静に伝える方法もあります。ただし、そこでは「自分の反省」と「具体的な謝罪」だけを書き、妻に返答や許しを求めないことが重要になります。

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まとめ|妻の言葉を「最後のSOS」と受け止め、今日から行動を変えるために

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妻からの「好きじゃない」「嫌い」という言葉は、非常に重いものです。しかしそれは関係が「完全に終わった」ことを意味するとは限りません。

多くの場合、それは「今までの関係性やあなたの行動を変えてほしい」という、妻からの最後のシグナルである可能性があります。

本記事では、妻がその言葉を口にする5つの真意、見逃しがちな「終わっている夫婦」のサイン、関係を決定的に破壊するNG行動について解説しました。

もっとも重要なのは、妻の言葉を「攻撃」と捉えて反論することではなく、「SOS」と捉えてその背景にある本質的な問題に向き合うことです。

そして信頼回復は「昔の関係に戻る」ことではなく、「新しい信頼関係をゼロから築く」ことを目指す必要があります。

そのために必要なのは、その場しのぎの言葉ではなく、「具体的な行動」を「長期間」示し続けることです。

絶望的な状況かもしれませんが、この記事で紹介した7つのステップをひとつずつ実践し、誠実な変化を示すことができれば、関係を再構築できる可能性は残されています。

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